うつ病のときのクラビット同時服用について

うつ病などの際にクラビットを同時服用するのはOK?

 

うつ病などの症状があらわれている間は、抗うつ剤や抗不安薬、睡眠薬などを服用しているケースが多いです。そんなとき、クラビットを同時服用していいかどうか不安な人もいるでしょう。

 

ここでは、クラビットとうつ病や不眠症などの関係を解説します。

 

抗うつ剤や抗不安薬との併用は問題なし

 

クラビットの併用禁忌・注意の医薬品は添付文書から見ることができます。例えばロキソニンなどは、クラビットとの飲み合わせには注意が必要です。

 

クラビットの飲み合わせで注意が必要なのは、以下のものになります。

 

  1. NSAIDs(フェニル酢酸系、プロピオン酸系)
  2. アルミニウム・マグネシウム含有薬
  3. クマリン系抗凝固薬
  4. QT延長の恐れがある医薬品

>>ロキソニンなどの飲み合わせの悪い医薬品・食品をチェック!

 

この中で、うつ病などで治療中に注意すべき医薬品は、4の「QT延長の恐れがある医薬品」となります。

 

成分名 医薬品名 種別
イミプラミン トフラニール・イミドール 三環系抗うつ薬
クロミプラミン アナフラニール 三環系抗うつ薬
トラゾドン レスリン 抗うつ薬
塩酸マプロチリン ルジオミール 四環系抗うつ薬
エチゾラム デパス 抗不安薬
クロルプロマジン ウインタミン・コントミン 抗精神病薬
スルトプリド バルネチール 抗精神病薬
スルピリド アビリット・ドグマチール 抗精神病薬
ハリペリドール セレネース 抗精神病薬

など

 

↑の医薬品はQT延長のリスクが認められており、クラビットと同時服用するとQT延長のリスクが増加するおそれがあります。QT延長が起こると、心室性不整脈などの心臓疾患の可能性があるので、クラビットとの併用は「注意」とされています。

 

>>ロキソニンなどの飲み合わせの悪い医薬品・食品をチェック!

 

そのため、もし不整脈などの心臓疾患を抱えていて、なおかつ上記の医薬品を抗うつ・抗不安などの目的で服用している場合は、クラビットの服用は慎重に行ったほうがよいでしょう。

 

作用が打ち消されるケースに注意

 

QT延長リスク以外に、クラビットと抗うつ・抗不安薬の併用注意はありません。なので、原則としてクラビットと抗うつ・抗不安薬などの併用が問題になることは少ないです。

 

基本的に併用の問題が少ない医薬品

 

アモバン、レキソタン、ロヒプノール、ロゼレム、メイラックス、ソラナックス、ワイパックス、ルネスタ、レンドルミン、ベンザリンなど

 

ただ、クラビットには「不眠」の副作用が出るケースがあります(確率0.1~0.5%)。

 

>>副作用は?不眠や下痢・腹痛の症状が出ることも

 

クラビットの副作用として不眠が出るケースだと、例えばアモバンやルネスタといった睡眠薬の効果をある程度打ち消してしまう可能性があります。その結果、アモバンやルネスタの服用量が増えてしまい、依存性が強く出てしまうことがあるので注意が必要です。

 

もし、すでに不眠症治療としてアモバンなどを服用しており、クラビットを併用したことで寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなるようなら、クラビットの服用は避けたほうがよいでしょう。